代表挨拶

金融リテラシー向上コンソーシアム
代表
(日本貸金業協会 会長)

倉中 伸

日本貸金業協会は、令和5年6月14日に大手貸金業者と協働して、金融リテラシー向上推進のためのコンソーシアムを設立いたしました。

日本貸金業協会及び各社は、これまでも関係機関等とも連携しながら金融経済教育セミナーの実施、金融トラブル事例の紹介による啓発活動などに取り組んでまいりました。

しかし、近年の金融犯罪等に関する手口は巧妙化・複雑化しており、起業・副業・アルバイト詐欺、投資詐欺等、様々なトラブルが特に若者を中心に増加するなど、憂慮すべき状況にあります。

このような状況を踏まえ、消費者保護の取組みを一層戦略的・効果的に推進するには業界が結束して対応する必要があるとの考えから、コンソーシアム設立に至りました。

各々が培ってきたノウハウやリソースを集約、高度化することで、広範かつ上質な金融リテラシー教育を提供するとともに、金融トラブル事例の情報発信、並びに行政、警察、及び消費生活センターなど関係機関との連携を一層強化し、金融犯罪被害の未然防止などの消費者保護対策に取り組んでまいります。

当協会及び当コンソーシアムの活動に引き続きのご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。